濃いルビー色。熟した赤い果実を思わせるアロマ。ラベンダーやスパイスのニュアンスも感じます。口に含むと、森の中のブラックベリーを思わす味わいが広がります。シャキッとした酸と、バニラを思わす複雑な樽由来のニュアンスも感じる程よいフルボディ。ミネラル感を感じる長い余韻。瓶の中で数年熟成させても美味しくお飲み頂けます。
生産者 カーザ・ド・ヴァーレ
産地 ポルトガル/ミーニョ
品種 20種類のフィールド・ブレンド、主にヴィニャオン、トゥーリガ・ナショナル、ソウザォン、ラボ・デ・アーニョ、ティント・カォン、トゥーリガ・フランカ
色 赤
味わい フルボディ
ビオ情報
年間生産量 5000本限定生産
醸造・熟成 9月に手摘み収穫、72時間低温マセレーション(浸漬)。定温ステンレスで皮も一緒に醗酵。マロラクティック醗酵/フレンチ・オークで5カ月間熟成。ステンレスの後、瓶熟成
受賞歴 ワイン・エンスージアスト誌(アメリカ)2018 90点、エッセンシア・デ・ヴィーニョス誌(ポルトガル)2014 17.5点 ≪ベスト・バイ2011≫、ニューヨーク国際ワイン・コンペティション2013 銀賞、レヴィスタ・デ・ヴィーニョス(ポルトガル)2016 16点 ≪マンスリー・セレクション≫
容量 750ml
* 20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。
≪生産者情報≫
カーザ・ド・ヴァーレ(谷にある家)は、17世紀に建てられたマナーハウス(領主の家)でした。現在では、ワイナリーの名前であると共に、ワインのブランド名となっています。
ワイン畑はヴィーニョ・ヴェルデ地方とドウロ地方の境にあり、ユニークな立地です。たとえば。タメガ川と山に遮られているので、ヴィーニョ・ヴェルデ地方なのに降雨量が少ないのが特徴です。ヴィーニョ・ヴェルデ地方では年間平均2000mmですが、ここは900mm。また、ドウロ地方のように気温の寒暖差が大きく、夏は30-35℃まで上がり、冬は5-8℃まで下がり、山頂には積雪が見られることも。この立地と気候が、ヴィーニョ・ヴェルデ地方とドウロ地方の特徴を併せ持ったワインを生み出します。
また、55ヘクタールのブドウ畑は農薬の使用を最低限に抑え、環境に配慮したEUのプロテクサォン・インテグラーダに基づいて栽培しています。プロテクサォン・インテグラーダとは、「総合防除」を意味します。これは、様々な防除対策を組み合わせて行うことで、農薬偏重による環境への悪影響を減らし、同時により効果的な防除を目的とする取り組みです。
カーザ・ド・ヴァーレには2つのワイナリーがあります。1つは18世紀に建てられた花崗岩造りの小屋を改造して白ワインとロゼワインを作っています。昔は藁を干すための小屋だったので、換気をよくするための工夫が施されています。この涼しい環境を活かしながら、現代的な設備を導入しています。